妊活はゴールの見えない持久走?

「赤ちゃんが欲しい」と思い始めた多くの女性が最初に気がつくこと。それは「案外、妊娠ってしにくいんだ」という事実です。 20歳の頃は「妊娠したらどうしよう…」と避妊の心配ばっかりしていた女性が結婚をし、仕事のキャリアも積んで30歳になり、そろそろ子供が欲しいかなぁ、と思って避妊を止めてみる。

 

すぐに妊娠するかと思いきや、1ヶ月がたち、2ヶ月がたち…、半年たってもなんの音沙汰もなし。「あれ?もしかして私って不妊症?」、「来年には産休取ろうと思っていたんだけどな…。」……ライフプランが崩れる焦りはボディブローのようにジワジワ効いてきて、時には、パートナーとの喧嘩の原因になったりもするのではないでしょうか?

 

そんなときに思い出して欲しいのは、人間というのは所詮、自然の中で生きている動物だということです。こんなに科学技術が進歩した現代にあっても、排卵は月に1回だけだし、年を取るにつれて確実に子宮機能は衰えてきます(精子や睾丸の機能についてもしかり)。 

 

いつ妊娠できるかなんて、文字通り「神のみぞ知る」予想できない出来事です。だからこそ、妊娠は貴重であり、神秘的なんですよね。「いつ??」っていう時期のことは、ひとまず置いておいて、自分自身、そしてパートナーと向き合いながら、どういう妊活をするのがベストなのかを話し合ってみましょう。

 

クリニックのサポートを受けるべきか否か、人工授精や体外受精もやってみようと思うのか?など、お互いの統一見解を持っておくことは、妊活のゴールを共に迎えるためにとても大事なことだといえるでしょう。「妊娠」というゴールをいつ迎えるのかは誰にも分かりませんが、本当はゴールにたどり着きたかったのに、途中で息切れしてあきらめてしまわないよう、安定した心でゆっくりじっくり少しずつ走っていきたいものです。